阪急宝塚線ダイヤ改正&インバウンド施策
ー本日もご訪問いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、今回の内容は…。
阪急が先日、阪急宝塚線のダイヤ改正とインバウンド施策を発表しました。
7月7日の始発より実施し、平日 朝・夕方の通勤・通学時間帯における混雑の緩和と利便性の向上を図るそうです。
以下からがその資料です。
~平日 朝・夕方の通勤・通学時間帯における混雑の緩和と利便性の向上を図ります~
阪急電鉄では、宝塚線のダイヤ改正を2018年7月7日(土)初発より実施します。
このダイヤ改正における「主なポイント」は次のとおりです。
【平日 朝の通勤・通学時間帯 】
ポイント1:混雑の緩和
□特急 日生エクスプレス・通勤特急 の運行時間帯を現行よりも繰り上げます。
□箕面線直通列車(*)と豊中始発 普通 の一部を、池田始発 普通 等へ置き換えます。
ポイント2:所要時間の短縮
□上り 普通 の豊中→梅田間の所要時間を短縮します。
□箕面線の上り列車を石橋で特急 日生エクスプレス・通勤特急と接続するようにし、
箕面→梅田間の所要時間を短縮します。
ポイント3:利便性の向上
□川西能勢口始発の全列車を同駅 2 号線から出発させ、発車ホームを統一します。
□宝塚発は 急行と 準急 を交互に運行し、全て梅田まで先着とします。
平日 夕方の通勤・通学時間帯
ポイント1:混雑の緩和
□梅田発箕面ゆき 普通 を梅田発雲雀丘花屋敷ゆき 急行 に置き換えます。
ポイント2:利便性の向上
□梅田駅の発車ホームを以下のとおり整理します。
同駅 4 号線:特急 日生エクスプレス・雲雀丘花屋敷ゆき急行
同駅 5 号線:宝塚ゆき 急行
同駅 6 号線:普通
※このダイヤ改正に伴う停車駅の変更等はございません。
概要は次の通りです。
1.ダイヤ改正実施日
2018年7月7日(土)初発より
2.概 要
平日 朝の通勤・通学時間帯
□特急 日生エクスプレスの運行時間帯を約10分早めます。
【改正後の特急 日生エクスプレスの各駅発(着)時刻】
日生 川能 池田 石橋 十三 梅田
6:31 6:49 6:52 6:55 7:06 7:12
6:47 7:06 7:08 7:12 7:26 7:31
7:03 7:22 7:24 7:28 7:43 7:48
7:19 7:38 7:40 7:44 7:58 8:04
7:35 7:54 7:56 8:00 8:14 8:20
7:52 8:11 8:14 8:17 8:30 8:36
8:10 8:28 8:31 8:34 8:47 8:52
□通勤特急の運行時間帯を約25分早めるとともに、運行本数を1本増加し6本とします。
□川西能勢口では同駅始発の全列車を2号線から出発させることにより、ホーム停車時間を十分に
確保するととともに、利便性の向上を図ります。
【改正後の通勤特急の各駅発(着)時刻】
川能口 池田 石橋 豊中 十三 梅田
(6:49) 7:00 7:03 7:08 7:17 7:22
(7:05) 7:16 7:19 7:25 7:34 7:39
(7:21) 7:31 7:35 7:40 7:50 7:56
(7:37) 7:47 7:51 7:56 8:06 8:12
(7:53) 8:03 8:07 8:12 8:22 8:28
(8:10) 8:21 8:25 8:30 8:38 8:43
□箕面線直通列車と豊中始発普通の一部を、池田始発普通等に置き換え、混雑の緩和を図ります。
なお、箕面線内の運行本数は現行水準を確保します。
【朝7時30分~8時30分における停車列車本数】
対象駅 現行の本数・ 改正後の本数・ 差
箕面線 7本 ・8本 ・+1本
池田 16本 ・19本 ・+3本
石橋 16本 ・20本 ・+4本
蛍池 11本 ・12本 ・+1本
豊中 19本 ・19本・ ±0本
□上り普通の豊中→梅田間の所要時間を短縮します。
現行の所要時間(豊中→梅田間)
24 分 10 秒~40 秒
※曽根で準急と接続の上、特急を待避
改正後の所要時間(豊中→梅田間)
21 分 10 秒~50 秒
※曽根で特急のみ待避(準急との接続なし)
□箕面線内を運行する上り列車は石橋で特急 日生エクスプレス・通勤特急と接続するようにし、梅田までの所要時間を短縮します
(箕面→梅田間の最速所要時間 26分)。
【改正後の箕面線内と梅田の発(着)時刻】
箕面発 牧落発 桜井発 石橋着
→ 列車種別 石橋発 梅田着
7:11 7:13 7:15 7:17
→通勤特急 7:19 7:39
7:18 7:20 7:22 7:24
→特急 7:28 7:48
7:26 7:28 7:30 7:33
→通勤特急 7:35 7:56
7:35 7:37 7:39 7:41
→特急 7:44 8:04
7:42 7:44 7:46 7:49
→通勤特急 7:51 8:12
7:51 7:54 7:56 7:58
→特急 8:00 8:20
7:58 8:00 8:02 8:05
→通勤特急 8:07 8:28
8:08 8:10 8:12 8:15
→特急 8:17 8:36
8:17 8:19 8:21 8:23
→通勤特急 8:25 8:43
8:26 8:28 8:30 8:33
→特急 8:34 8:52
□宝塚発は、急行と準急を交互に運行し、全て梅田まで先着とします。
【平日 昼間の時間帯 】
□現行どおりとします。
【平日 夕方の通勤・通学時間帯 】
□梅田発箕面ゆき普通 を梅田発雲雀丘花屋敷ゆき急行に置き換え、混雑の緩和を図ります。
これに伴い、普通は雲雀丘花屋敷ゆきから、川西能勢口ゆきに変更します。
なお、箕面線内の運行本数は現行水準を確保します。
現行→改正後
①急行 宝塚ゆき→①急行 宝塚ゆき
④急行 宝塚ゆき→④急行 宝塚ゆき
⑥特急日生エクスプレス 日生中央ゆき→⑥特急日生エクスプレス 日生中央ゆき
[【現行】特急 1 本・急行 2 本・普通 3 本
→【改正後】特急 1 本・急行 3 本・普通 2 本]
※上記の①~⑥を20分サイクルで運行します。
□梅田駅の発車ホームを以下のとおり整理します。
5 号線:宝塚ゆき 急行
6 号線:普通
□梅田発川西能勢口ゆき普通の各駅での発車時刻は、10分間隔となります。
【土休日 夜間の時間帯 】
□12 分間隔での運転開始を、現行の 21 時台から 19 時台に繰り上げます。これにより、宝塚駅での今津線との接続が改善されます。
※能勢電鉄におきましても、当社が行う宝塚線のダイヤ改正にあわせて、ダイヤ改正が行われます。
その内容につきましては、本日(5月22日14時)、同社よりニュースリリースが行われています。
~訪日外国人のお客様にも快適な阪急電車を目指して~
駅や車内におけるインバウンド施策を進めます
★京都観光の玄関口「烏丸駅」西改札口をリニューアルし、「(仮称)阪急京都 観光案内所・烏丸」を開設します。
★阪急電鉄初の車内無料 Wi-Fi サービスを京都線特急車両9300系と『京とれいん』に導入します。
★阪急電鉄の駅では初の自動外貨両替機を設置します。
★京都線の観光特急『京とれいん』の2編成目を導入します。
★駅のお客様用トイレの洋式化を進めています。
★駅におけるご案内をスムーズにできるよう、翻訳アプリ搭載のタブレット端末を導入しました。
阪急電鉄では、近年増加している訪日外国人のお客様が、駅や列車を便利で快適にご利用いた
だけるよう、さまざまなインバウンド施策を進めています。
その一環として、本年3月に当社の28駅で翻訳アプリを活用した旅客案内サービスを開始しました。今後は、烏丸駅に「(仮称)阪急京都 観光案内所・烏丸」を開設するほか、列車内での無料Wi-Fi サービスの導入や自動外貨両替機の駅への設置、京都線の観光特急『京とれいん』の2編成目の導入、駅のお客様用トイレの更なる洋式化などに取り組んでまいります。
1.京都観光の玄関口「烏丸駅」の西改札口をリニューアルし、 「(仮称)阪急京都 観光案内所・烏丸」を開設します
観光案内業務のイメージ
リニューアル後の烏丸駅西改札口付近のイメージ京都市営地下鉄やバス等との乗換結節点で、京都観光の玄関口である烏丸駅の西改札口を「品格ある顔、洗練された空間」にすべくリニューアルします。これに伴い、京都市が策定した「歩くまち・京都」総合交通戦略の実現に向けて、公共交通の利用とまちの賑わい創出を推進するため、梅田、河原町に次いで当社で3ヵ所目となる「(仮称)阪急京都 観光案内所・烏丸」を開設し、国内外から京都へお越しのお客様に対し観光案内・交通案内機能の充実を図ります。
【「烏丸駅」西改札口のリニューアルについて 】
■主なポイント
①観光案内所とともに、その隣に待ち合わせスペースを新設します。
②京都市営地下鉄やバスなど、他の交通機関へのスムーズな乗換が出来るよう、西改札口付近を整備し、旅客案内サインを充実させます。
③レンガや石を模した建築素材を使い、烏丸通りの景観を形作っている近代建築の雰囲気を取り入れ、
西改札口付近を落ち着きと格調ある空間にします。
【「(仮称)阪急京都 観光案内所・烏丸」の開設について 】
■開 業 日 2018年度中(予定)
■開 設 場 所 烏丸駅 西改札口前(改札外)
■営 業 時 間 未定
■業 務 内 容
多言語 (日本語・英語・中国語・韓国語)での会話が可能な案内スタッフを配置するほか、タブレット型情
報端末を介した通訳サービスを採用することによって、観光案内・交通案内の充実を図るほか、企画乗車券・阪急電鉄オリジナルグッズなどの販売や手荷物の一時預かり、お荷物の全国発送サービスも行います。
2.阪急電鉄初の車内無料 Wi-Fi サービスを京都線特急車両9300系と『京とれいん』に導入します
■サービス開始 2018年秋より順次
■対 象 車 両 ・京都線特急で運用している9300系車両
・観光特急『京とれいん』
■対象車両で提供する無料 Wi-Fi サービス
●「HANKYU HANSHIN WELCOME Wi-Fi」
海外から日本へお越しのお客様が、自国と同様にスマート フォンやタブレット端末などで快適にインターネットに 接続できる環境を整備するため、阪急阪神ホールディン グスグループの沿線(駅・商業施設等)を対象に2013年12月21日から開始したサービスです。
簡単な認証手続きにより、駅や駅周辺の商業施設などで無料Wi-Fiに接続することが可能で、大阪・
京都・神戸の街歩きに役立つ情報を多言語で取得することもできます。今回のサービス拡充により、
移動中の車内でもご利用いただけるようになります。
①SNS アカウントまたはメール認証
(2018年秋以降登録開始予定)
●「HANKYU TRAIN FREE Wi-Fi」
海外から日本へお越しのお客様に限らず、どなたでもご利用いただける、契約不要の無料車内 Wi-Fi
サービスです。移動中の車内でも、スマートフォンやタブレット端末などを使って運行情報やニュース、行楽
情報などに気軽にアクセスできるようになります。
①SNS アカウントまたはメール認証
②ジャパンコネクティッド Wi-Fi アプリ、
KANSAI FREE Wi-Fiアプリによる認証
■サービス内容
阪急9300系に導入予定です。
3.阪急電鉄の駅では初の自動外貨両替機を設置します
海外から日本へお越しのお客様のご利用やお乗換の多い駅のうち、4駅に外貨両替機を設置し、利便性の向上を図ります。
■設 置 駅:梅田、河原町、烏丸、嵐山
■サービス開始:2018年夏頃、梅田駅に設置。
■利用可能時間:各駅の始発~終電まで(年中無休) ※烏丸駅と嵐山駅は未定
■取 扱 通 貨 (12ヵ国通貨)USドル、ユーロ、UKポンド、豪ドル、香港ドル、
中国人民元、韓国ウォン、新台湾ドル、シンガポールドル、タイバーツ、インドネシアルピア、マレーシアリンギット
■両替機の特徴:10ヵ国語によるモニター表示が可能で、日本語と英語による
音声ガイダンス機能があります。
■取 扱 金 額:1回あたり日本円換算10万円まで
4.京都線の観光特急『京とれいん』の2編成目を導入します
京都線では、観光特急『京とれいん』を、2011 年 3 月 19 日から土・日曜・祝日に運行しており、「和モダン・京町家風」の車内デザインで、日本人の観光客だけでなく、海外から日本へお越しのお客様にもご好評をいただいております。このたび、7000系車両を改造し、新たに2編成目となる観光特急『京とれいん』を導入することとします。この車両は、現在の『京とれいん』のイメージを継承しつつ、『ご乗車になられたときから京都』をコンセプトに、「京都」を五感で感じ取っていただけるデザインとする予定です。
この車両の詳細や運行開始日は、本年秋頃にあらためてお知らせしますので、どうぞご期待ください。
(ご参考) 現在の『京とれいん』について
■運行開始日:2011年3月19日
■運 行 区 間:梅田~河原町
■停 車 駅:梅田・十三・淡路・桂・烏丸・河原町
■運 行 日:土・日曜・祝日のみ(1日4往復)
■列車コンセプト:
列車にご乗車になられた瞬間から京都への旅の期待が高まるような演出が特徴です。京都の「和モダン」をコンセプトに、6300系車両を改造した6両編成の 現在運行している『京とれいん』
列車は、2両ずつ異なる車内デザインを施し、京都の町家をイメージした内装にしています。
■ホームページ :(http://www.hankyu.co.jp/area_info/arashiyama-navi/kyotrain.html)
5.駅のお客様用トイレの洋式化を進めています
駅をご利用いただく際の快適性を高めるため、2016年度から駅トイレの美装化と機能向上を推進しています。この取組は、海外から日本へお越しのお客様の増加も見据え、清潔で綺麗なトイレ、誰もが使いやすいトイレを目指し、和式大便器を洋式化するとともに、すべての洋式大便器に温水洗浄便座を設置しています。
■2018年度に実施を予定している駅
・全面リニューアル 神崎川、門戸厄神、宝塚南口、相川、上新庄(北改札口側トイレ)、千里山、北千里
・和式大便器の洋式化 十三(1号線ホーム、4・5号線ホームのトイレ)、六甲、河原町
■実施目標
海外から日本へお越しのお客様のご利用が多い駅(31駅)のトイレの洋式化率を、2019年度末に約80%
に、2024年度末には約98%に高めることを目標に整備してまいります。
(ご参考)当社の全87駅(花隈を含む、天神橋筋六丁目を除く)のお客様用トイレは、2018年4月1日現在で106ヵ所
あり、このうち海外から日本へお越しのお客様のご利用が多い駅のトイレ(43ヵ所)の洋式化率は約66%です。
6.駅におけるご案内をスムーズにできるよう、翻訳アプリ搭載のタブレット端末を導入しました
海外から日本へお越しのお客様と駅係員とのコミュニケーション・ツールの一つとして、翻訳アプリを搭載したタブレット端末を計28駅に導入しました。これにより、駅での乗り場案内や観光案内などのほか、お忘れ物の問い合わせや異常時の案内にも幅広く対応できるようになりました。
■導入時期 2018年3月より導入済
■導 入 駅 梅田、十三、塚口、西宮北口、六甲、神戸三宮、三国、豊中、蛍池、石橋、池田、
川西能勢口、宝塚、箕面、南方、淡路、南茨木、茨木市、高槻市、西山天王山、長岡天神、
桂、烏丸、河原町、吹田、山田、北千里、嵐山 (計 28 駅)
■特 徴
・音声認識技術による翻訳文をタブレット画面に表示し、さらに機械音声で
文章を読み上げます。
・頻度の高い案内は、あらかじめ定型文として登録し、検索や音声認識技術 による呼び出しで案内に活用します。
・Bluetooth(無線通信)などを使って、ハンディスピーカーや駅放送設備 から音声出力が可能です。
(以上)
【感想・分析】
宝塚線のダイヤ改正では、箕面発梅田行きはあるものの、梅田発の箕面行きが無くなったことにより、石橋での交差支障が無くなったのはよかったのですが、箕面の単体幕の使用機会が無くなるのは残念なことだと思います。
京とれいんの2編成目もとても気になりますね。
7000系が導入されるということは貸切運用では今まででは、正雀工場への回送運用でしか見ることができなかった、宝京直通などが見られるかもしれませんね。
また、6両ということはもしも、7001fが起用されれば、今津北線の配置にまた、何かが変わるかもしれません。
7006fや7017f、7023fが起用されてもいずれにしろ、何かが変わることには間違いないようです。
どの編成が京トレイン化するかは、もうすぐにわかると思います。そのわけは、京とれいんに改造するにはかなりの時間と労力が必要になってくるからです。
そして、7000系は全車ロングシートの通勤型の車両であり、8000系のようなクロスシートになるのであれば、車体構築の簡単な銅製車での改造となるかと思われます。
Wikipediaには『1984年(昭和59年)製造の7011Fおよび7021F以降、車体の素材が普通鋼からアルミニウムに変更された。』という記述があり、7001fと7006fが当てはまりますが、京都線・嵐山線直通臨時列車指定編成であるのは7001fであり、7006fは京都線の幕を持っているかは不明です。なので、僕は7001fの改造を睨んでいます。
※質問や意見などは受け付けておりますが、強い言葉や人をけなす言葉はお止めください。
※これば、あくまで個人の予想です。
…ということで、今回はここまでにさせていただきたいと思います。
皆様のまたのご訪問をお待ちしております。